理科・社会は徹底的に暗記。
ですが、最近の出題は覚えるだけでは難しくなってきていますね。
理科・社会でやったこと(実体験)の基本のチェックポイントを説明します。
- 理科:注意・確認ポイント
- 社会:覚える+アルファ、時事問題対策
【中学受験】理科・社会の勉強法:基本をおさえ一歩進んだ学習をする
記憶だけでは解答へ結びつかない
思考力を問われます
学校ごとの出題傾向も把握し、効果的に学習を進めることが大事です。
・理科の傾向(基本編)
・社会の傾向(基本編)
理科の傾向(基本編)
こんな出題がよくあります。
① 基本問題、分野別の定番問題
② グラフや図表の読み取りから要点整理、グラフ作成や文章の記述
③ 時事的トピックに関連した問題
基本問題としては、虫の足や羽は体のどの部分から出ているかなどですね。
また、おさえておきたいのは、
・花の作り・・・花びらやがくの枚数、おしべやめしべの本数
・星座・・・一等星の名前や色、位置、形、見える方角
・岩石・・・色や粒の形や大きさ、どのように作られたか
・水溶液の性質・・・溶けている物質、酸性・中性・アルカリ性、におい、電気の通りやすさ
・環境問題・・・原因、結果、対策
・水溶液(10種類)、気体(6種類)、岩石(12種類)、星座(10種類)
これらを理解した上で思考的な問題を解けることが大事。
理科の傾向(基本編)
出題の例としては、
① 古い言葉を答えさせる問題
② 長文の問題文の読み取り、要約、抜き出しなどの読解力問題
③ グラフや写真、地形図などの資料問題
傾向としては、
① 歴史、地理、政治経済をつなげて考えさせる
② 歴史の大きな流れがあり、経済や地理を尋ねる複合型
③ 記述式出題、複数正解選択
などです。
統計資料からの定番の読み取りは、農作物の生産高があります。
キャンプ場・スキー場・動物園・植物園の施設数と都道府県を一致させる問題も。
これはもう、日々資料とにらめっこして自らが気づくしかありません。
時事問題で大問1問
年内に起こった重大な出来事を注視する。
身近なものごとに疑問を持ったり、「なんでだと思う?」と質問してあげることですね。
「理科」|注意点、勘違い回避、常識に従う
テストの際の注意点
・思い込み:「知っている図やグラフ=知っている問題」ではない
・読み取り:「表やグラフが何を表しているのか、何がわかるのか」
・注目点 :「規則性を読み取る」「グラフの最高点や最低点」「傾きが変化する所」
勘違い回避のポイント
この種類の問題はここを確認するというポイントです。
- 長さ:「ばねの長さ?」「ばねの伸びの長さ?」
- 重さ:「溶けている食塩の重さ?」「水の重さ?」
- 数値:「四捨五入する?」「整数で答える?」
常識から外れてはいけない
自分の解答が「理科の常識」からかけ離れていないか?
- 音が1秒間に進む距離 およそ331m~355mの範囲内
- 光が1秒間に進む距離 およそ30万km
- 食塩水の濃度 30%以上にならない
算数で「時速100キロで歩いた」はありえても理科ではありえません。
「社会」:関連付け、漢字で書く、時事ネタ
基本的な知識を確実に
知っているのに思い出せない、言葉はわかるけど漢字が書けないなどの「分野」や「単元」を定着するまで繰り返し。
時代や背景、理由などと関連づけて覚える
地名や人名、法令などの名称と内容や意味も説明できるようにする。
原因や理由、背景、意味などを関連づけて覚えます。
歴史に王道、「大河ドラマ」
その時代の興味がわき、勉強することでさらにどんどん知識を吸収します。
地名・人名は漢字で書けるように
漢字で書く癖を
(例)鹿シマ市、新ガタ県、飛ダ山脈、ソクセイサイバイ、ヨクセイサイバイ、スガワラノミチザネ、藤原ヨリトモ、徳川ヨシノブ、ダンガイ裁判
※鹿嶋市、新潟県、飛騨山脈、促成栽培、抑制栽培、菅原道真、藤原頼通、徳川慶喜、弾劾裁判
時事ネタはネットで収集
時事問題対策|家でできること
- 便利なネットをフル活用、日々の出来事をチェック
- 今年はどんな年かを事前にあらっておく
- 月別になにがあったのかを箇条書きに
- 自分で問題をつくるなら・・・で想像する
- どんなことが起こった、誰が何をした、名前と漢字は正確に。
- こんなことがあるよと話かける(日々、会話を)
新聞を読む
親も読んでみて、どんなことが書いてあったかを聞いてみる。
興味をもたせて、考える力を養っていくことです。
親子のコミュニケーションが深まり、子どもの学力が伸びる朝日小学生新聞
■このサイトもチェック
まとめ|テストの際にすること
テストの際にすること
- 設問の条件に線をひく
- 選択肢問題は間違っている単語に線を引いて「×」をつける
- 長い問題文:文章のテーマや説明内容を把握し、大切だと思うところに線をする
- グラフや表、図:資料の読み取り問題は、単位や数値と比べて大きな違いがあるところを注目し、しるしをつける
- 問題を解きながら、わかった情報は余白に書き残す
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